朽木誠一郎 の あまのじゃく日記

ごめんなさいと念のため

誰よりも速く走れるのに、いつも間に合わない

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日本おめ!!!!!

 

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10年以上陸上やってたので日本の四継が銀メダルを獲ったのを見てフツーに泣きました。良いバトンだったよ、アメリカに勝つなんて本当にすごいよ。

さて、それは祝福したいだけで本題ではなく、タイトルは『X-MEN アポカリプス』に登場するキャラクターであるところのクイックシルバーの台詞です。以下、これ以上の映画のネタバレはしません。

 

 

 

クイックシルバー、わかりますか?

 

 

コイツです。この動画はX-MEN アポカリプスの登場人物をキャラクター設定そのままに起用したアメリカの通信会社のCMみたい(通信速度をクイックシルバーの移動速度とかけている)。日本のCMにドラえもんが出る感じかね。

クイックシルバーはマッハ以上のスピードで移動できる能力を持つミュータント。瞬間移動ではなくただ足が速いだけというアナログさもいい。でもそれだけじゃなくて、衝撃波を生み出したり、振動でガラスを粉砕したりできます。

 

Quicksilver (comics) - Wikipedia, the free encyclopedia

 

コミックスの姿はあんまりカッコよくないような……? ちなみにアベンジャーズシリーズにも別の役者さんで登場していますが、僕はX-MENシリーズの役者さんがお気に入りです。前作『X-MEN フューチャー・パスト』の様子はこちら。

 

 

 

毎回、見せ場では海外圏の懐かしの名曲にあわせて活躍するクイックシルバーX-MEN アポカリプスでは『Sweet Dreams』でした。めちゃくちゃカッコいい。しびれた。あのシーンのためだけにもう一回観に行く。

 

 

前述のCMしかり、クイックシルバーは全体的にふざけたヤツなんですが、今回の映画はわりとシリアス回です。そして紆余曲折あって彼の口をついて出たのが、“誰よりも速く走れるのに、いつも間に合わない”。

飛び抜けた能力を持ち、使えど、肝心のところで後悔してしまう、それが僕の中ではクリティカルヒットの「グッと来た」になりましたが、これは結構哲学的だなと思って、ここしばらくあれこれ考えていたわけです。

速さには絶対と相対があって、クイックシルバーの速さは絶対的。音よりも速く走れるんだからそりゃそうなんだけど、予知ができるプロフェッサーやジーンみたいな能力じゃないから、どうしたって、よくないモノゴトが発生してから動き始めることになる。

そうすると、先に動き始めているよくないモノゴトより、相対的に遅い。

誰よりも速く走れるから、追い着けそうになってしまう。でも、先に動き始めて、時としてすでに完了してしまったモノゴトには、あと一歩のところで手が届かない、という運命にあるのかな、と思ったんです。クイックシルバーの能力って。

それゆえに責任を感じることも、期待され外れてしまうこともたくさんあって、その結果口をついて出たのがこのセリフなのだとしたら、何て言うかもう、フツーに泣いちゃうじゃないですか。

がんばってるよ。すごいよ。

 

人生で一番忙しかったかもしれないこの数カ月で、本当にいろんなことがありました。その中にはフルスピードを出しても間に合わなかったことがいくつか。たぶん、それでこのセリフがグッと来たんだろうな。

アメコミのスーパーヒーローに自分を重ねるなんておこがましすぎるけど、そういう身の程知らずの楽しみ方をしたっていいじゃないですか!!!!!

僕はいろんなことを、やればできる、やっていないだけと思い込む傾向があって、実際にやってみたらできることもあるにはある。例えばここ数年太っていたのに一カ月で10kgヤセるとか、いざとなればおそらく意思は強い。

んだけど、がんばったって手遅れなことのほうがむしろいっぱいあって、そういうので痛い目にあった経験を、この30年の人生で何回繰り返しているんだよと心底イヤになった。なったけど、人ってなかなか変わらないから。

 

本当は、よくないモノゴトが発生する前に気づけたらいい。先読みして望ましくない未来を回避できるから。でも、そんな能力は持ち合わせていないから、いつだって全速力で走るしかないわけです。

そうすると、結局、精一杯生きるみたいなことなのかな、とも思う。会いたい人には会う、伝えたいことは伝える、やりたいことはやる、それでどんな結末になるのかはわからないけれど、次は間に合うかもしれないから。

 

そんなこんなで、大学卒業以来一度も練習していなかったのに先日母校の練習に参加して、数十メートルのダッシュをのろのろと何本かしただけなのに、とんでもない筋肉痛になって、何だよそもそも速く走れねーじゃん、って思いました。おわり。