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朽木誠一郎 の あまのじゃく日記

ごめんなさいと念のため

肥大した自分なんて邪魔なだけだ

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自分という人間そのものにかなりムラがある。ふだん品行方正ぶっているのは常に自分に言い聞かせていないと本当にすぐダメ人間になってしまうからだ。周囲が自分よりはるかにちゃんとしている環境に身を移して半年、別に自分はできないし、自分だけができるようになる必要もないとわかった。

自分ひとりでできることなんてごくわずかで、例えば自分がライターとして商業原稿を毎日1本ずつ執筆したとしても、20〜30本にしかならない。それよりは、自分が編集者として優秀なライターさん20人と毎月5本ずつ仕事をすれば、月に100本の記事を制作して、いいコンテンツを世の中にもっとたくさん提供できる、かもしれない。

もちろん自分が執筆する原稿は死ぬ気で結果を出すようにやるけど、それはあくまで読者さんやクライアントさん、取材対象者さんのためであって、自分が名前を売りたいっていう動機はなんだか、もうすっかりない。過激な言動で目立つよりよっぽど、そっちのが広く、深くまで到達できるんじゃないか。

肥大した自分なんて邪魔なだけだ。プライドはこうありたいって自分の理想をできるだけ削ぎ落として、それでもどうしても剥がれない、譲れない部分にのみ持つべきだと思う。人間にムラがある僕が「おれがおれが」に囚われると、自分の重みで簡単に道を踏み外す。エゴの取り扱いには重々注意するようにしたい。